はじめに
将来の資金と自分年金を作ることを目標にし、投資を始めて1年程が経ったので、1年を振り替えていこうと思います。
投資方針は、次のように立てています。
増配株式ETFへ投資:自分年金枠
積み立てNISAでインデックス投資:将来の資産形成枠
宝くじ的な投資:当たったらラッキーくらいでやっている枠
メインは自分年金枠と将来の資産形成枠の長期投資を投資方針としています。
前回は方針と結果を振り返ったので、今回は知っていて良かった心得を振り返っていきたいと思います。
投資を始めたこの1年は、主で投資していた米国は株価がどんどん下がっていきました。元々、投資はギャンブルだ、と思っていたところがあったので、事前に勉強(情報集め)をしていなかったら、不安になって売って、投資を止めたいたかもしれません。
そんな時にも、淡々と投資を続けるのに、知っていて良かった心得をまとめていきます。
自分もまだまだ始めたばかりの初心者ですが、この記事から次のことを参考にしていただけたらと思います。
・長期投資を始めていきなり株価が下落する中でも、投資を続けるために
知っておくと良いこと
知っていて良かった心得
株価が下がる中で、知っていて良かった心得としては、以下のことがあります。
長期で投資していくために
・生活防衛費を確保、自分のリスク許容度の範囲
(余剰資金や下落した時でも生活に支障がない範囲)で投資する
・長期目線で右肩上がりのインデックスファンドに投資する
・R:資本収益率>G:経済成長率
下落局面で慌てないために
・下落局面は、安く購入できる時期
それぞれ見ていきましょう。
長期で投資していくための心得
生活防衛費を確保、自分のリスク許容度の範囲(余剰資金や下落した時でも生活に支障がない範囲)で投資する
株価には上下しますし、大きく暴落することがあります。
私が、投資を始めた2022年5月以降の米国市場(S&P500)は、上がる時はあるものの基本下がり続け途中からはヨコヨコな展開でした。
こんな状況で投資を始めた訳ですが、投資は自分の収入から無理のない範囲の金額と
今まで貯めてきた当面使う予定のない貯金から出していました。
また、投資に回していない預金もあるので、万が一投資した金額が暴落になって減っていても生活できな苦なるという状況ではなかったため、気分は良くないものの、下がっていっても特に気にはなりませんでした。
このことからも、生活防衛費を確保、自分のリスク許容度の範囲(余剰資金)で
投資するというのは、投資を続けていく上で大切だと感じます。
短期の値動きで、投資資産が減っていくことが気になってしょうがない状態では、精神衛生上良くないですし、続かないと感じます。
ちなみに生活防衛資金は、人によって期間は異なりますが、3ヶ月から2年くらい分の生活費があると良いとのことだそうです。かなり期間に幅がありますが、その期間で仕事を探すなどして、生活費を得られるようになるために必要な金額だということです。
最初は値動きに慣れるために、無くなっても気にならないくらいの少額を投資をし、『どの程度値段が動くのか』、『下落した時にどう感じるか』を確認するといいと思います。
実際に保有してみると値段が動いた時の感じ方が違います。
少額とはいえ、自分の資産ですから。
私も積み立て始めは、週に100円買うというところから、始めました。
下落した時に落ち着かない感じになるのであれば、自分のリスク許容度を超えているとの判断ができます。
長期目線で右肩上がりのインデックスファンドに投資する
ここ1年のように株価が下がる年は当然あります。しかし、長期で右肩上がりするインデックス(指数)に投資すれば、長い目で見れば資産が増えていきます。
もちろん先のことは誰にもわからないので、今まで上がっていたからといって今後も必ず上がるとは限りません。もちろん下がるリスクは当然あるので、その点は理解しておく必要があります。
因みに、私が投資している全世界株式はこんな感じ。
(eMaxis Slim全世界株式オールカントリー(以降オルカン)は、設定されてからそんなに期間が経っていないので全世界株式のETF VTで代用しています。)
これを見ると、約15年で倍くらいになっています。
他には、米国のS&P500やNASDAQ100も右肩上がりで上昇しています。
2つとも下がる時はあるものの長期で見ると右肩上がりです。
価格が下落するタイミングがわかる人がいれば、そのタイミングで売って底値で買えは、利益を最大化できます。
ただ、価格相場を100%予想できる人はいません。
そのため、値下がりしても下手に売らずにコツコツ積み立てて保有していれば、値上がりして資産が利益が出ていきます。
R:資本収益率>G:経済成長率
これはフランスの経済学者トマ・ピケティ著の『21世紀の資本論』で言われていることです。
この不等式でいけば、資本成長(株式等の資産の上昇)は、経済成長(給料の上昇)より大きいとなります。
もちろん、上昇しない投資先を保有していても資産は成長しませんが、成長する=長期で右肩上がりとなる資産を保有すれば、経済成長より早い速度で成長していく、ということになります。
しっかりと選んで資産(株式など)を購入し、成長していってもらいましょう。
下落局面で慌てないための心得
下落局面は、安く購入できる時期
自分の持っている資産の価値が下落し、元本を下回るような状況になると損が拡大しないうちに売りたくなります。
しかし、長期目線で右肩上がりのインデックスファンドに投資していれば、一時の下落しても下落後には上昇していくことになります。
下落局面も後から見れば、安く購入できた時期となります。もちろん、未来の値動きは分かりませんが、このような視点があれば慌てず悲観し過ぎず状況を把握していけると思います。
底のタイミングを見計らっていると、まだ下がるのではと思って中々買えませんが、自動の積み立て投資をしていれば、この時期に買えた資産は後々大きな利益を出してくれるかもしれません。
自分は自動積み立てのオルカンは、2023年7月現在大きな利益を出し始めてくれています。
また2022年10月頃に買った宝くじ枠のSOXLとTECLは2023年7月現在大きな利益を出してくれています。
さいごに
今回は、投資を始めて1年間に自分が投資をしていく上で、知っておいてよかった心得をまとめました。
せっかく投資を始めても、辞めてしまっては勿体無いと思います。下落局面で資産が減っていくのは辛い状況ですが、そこで慌てずに状況を見て続けていくのに役に立てば幸いです。
色々書きましたが、一番は自分のリスク許容度の範囲(余剰資金や下落した時でも生活に支障がない範囲)で投資をするというだと思います。
どんなに色んなことを知っていても、下落した時に生活に影響が出てしまうと投資が続けることができません。
皆さんが知っていて良かった心得はありますか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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