分配金を再投資までコツコツ運用　ドル建てMMFの運用8ヶ月の成果

はじめに

保有しているETFの分配金を再投資するまで少しでも増やす目的で、ドル建てMMFへの投資を始めました。始めてある程度期間（８ヶ月）が立ったので、その成果を纏めようと思います。

ドル建てMMFに投資するとどんな感じか気になっている方の参考になれば幸いです。
外貨建てMMFについて調べた内容の記事はこちら。

保有しているドル建てMMF

投資しているドル建てMMFは『GS米ドルファンド』になります。概略は下のとおりです。

（楽天証券HPより）

2024年2年25日時点での情報です。年換算利回りが4.831%と高い利回りがあります。
楽天証券にはドル建てMMFが2つあるのですが、比較をこちらの記事でしているため、気になる方はみてみて下さい。

成果

2023年5月〜2024年1月の９ヶ月間に保有ETFの分配金のドルをコツコツ積み立てた結果がこちらです。

	保有額[米ドル] （含む分配金再投資）	投資額[米ドル]	分配金[米ドル]
23年5月	22.58	22.58	0.06
23年6月	23.65	1.01	0.09
23年7月	32.55	8.81	0.12
23年8月	33.38	0.71	0.13
23年9月	34.26	0.75	0.12
23年10月	43.93	9.55	0.15
23年11月	45.2	1.12	0.16
23年12月	47.5	2.14	0.16
24年1月	64.52	16.86	0.25
合計		63.53	1.24

基本的に1口0.01ドルで、値動きはありません。そのため、ドル円レートと分配金で円での保有資産額が決まります。
運用している短期債権がデフォルトになるとその限りではないようですが、今のところ経験したことはありません。

毎月の追加投資と分配金の再投資で、徐々に保有額も増えて、１ヶ月あたりの分配金の額も増えてきました。24年１月の分配金は0.25ドルで、保有額64.52ドルの0.38%ありました。1年の利回りに換算すると4.56%で、なかなか高利回りでした。
24年２月5日時点でのドル円レート：１ドル＝約148円で加算すると、約1万円を１ヶ月預けて37円金利となります。銀行の普通預金の金利と比べると、段違いです。

表でまとめた成果をグラフにするとこんな感じ。投資額が増えると毎月の分配金も着実に増えてます。

楽天証券ではドル決済にそのまま使える

楽天証券では、保有している外貨建てMMFを売却する事なく、そのまま株やETFの購入時にドル決済の原資として使うことが出来ます。

設定も購入時に「設定中のドルMMFを含める」をonにするだけと簡単です。

購入直前まで、外貨建てMMFとして運用出来るのでとてもいいと思います。

楽天証券をブラウザで開いた場合は、購入画面の決済方法で【ドル決済】を選択し、【設定中の米ドルMMFを含める】にチェックを入れると、保有中のドル建てMMFを使って決算できます。

保有中のドル建てMMFが複数ある場合は、【MMF選択】をクリックすると次の画面で決算に使うドル建てMMFが選択できます。

スマホアプリのiSPEEDの場合は、下の図のように決済方法で【外貨決済】を選択し、【設定中の米ドルMMFを含める】を有効にすると、運用中のドル建てMMFを売却して支払いに使えます。

今後の見通し

市場予想のFFレート

今後の米国FFレート（Federal Fundsレート）の見通しはこのようになっています。

(CME FedWatchより)

2024年2月25日時点の市場予測ですが、1年後の2025年1月29日の予測は4.25〜4.50%となっていて、まだまだ高い利回りの状態となっているようです。

さいごに

今回は保有して８ヶ月のドル建てMMFの成果と今後の見通しについてまとめてみました。
現状、分配金で得たドルを投資しており、額が多いわけではないので、利益はわずかですが着実に増えています。
また、楽天証券では、株、ETF購入時のドル決算に運用中のドル建てMMFをそのまま使えるため、株やETFを購入する直前まで運用し、増やすことができることも確認出来ました。
うまくドル建てMMFを活用して、資産を増やしていけるといいなと思います。
少しでも皆さんの参考になっていれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました！

ここで記載している内容は将来の利益を保証するものではなく、投資は自己責任でお願いいたします。